がん患者団体支援機構

イベント情報

第13回がん患者大集会終了致しました

開催日: 2017/11/27

11月26日(日)第13回がん患者大集会無事終了致しました。
会場で、以下のアピール文を採択し提出致しましたのでお知らせします。
【厚生労働省】
1.がんの治療に関して
(1)「がんの治癒を目指して」
がん患者は、”治る治療”を望んでいます。そのために、ゲノム医療や免疫療法など高度先進医療の研究が促進され、どこに住んでいても患者一人ひとりが自分に合った最適な治療を受けられる体制の構築を望みます。がんプレシジョン医療実現に向け、患者への情報提供体制、遺伝カウンセラーの育成等の基盤整備を迅速にお願いします。
(2)「地域格差の解消」
地方での専門医不足、特に希少がん・難治性がんの専門医不足は深刻です。
専門の拠点病院を地域ブロック毎に集約し、研究や治験、治療が容易に実施できる体制を整えてください。
2.拠点病院に関して
(1)各拠点病院に腫瘍センター等の腫瘍を総合的に診れる部署の設置、体制の整備をお願いします。
(2) 拠点病院に、リンパマッサージ等の術後ケア、後遺症のケアや副作用のケア専門のケアセンターの設置を要望します。
(3)相談支援センターをいっそう充実させ、臨床心理士、ピアサポーター等によるがん告知から終末期までの患者と家族の心のケアをお願いします。
3.支援について
(1)小児がん経験者とAYA世代患者の長期フォローアップ、働く世代、高齢者等のライフステージ毎の患者支援並びに独居がん患者の支援体制の構築をお願いします。
(2)治療費や検査費が高額なため、治療を断念する患者も多くいます。また、家族が介護のために仕事を辞めざるをえず経済的に困窮するケースもあります。経済面からがん患者とその家族を守るための支援策をお願いします。
4.予防・早期発見について
(1)予防薬の開発や啓発によるがん予防、早期発見、さらにがんの転移・再発の早期発見の取り組をお願いします。
(2)がん検診精度・技術の向上を希望します。
検診で見落としを少なくするため、特に乳がんの超音波検診の導入等検診方法と年代規定の見直しをお願いします。

【日本医師会】
1.地域連携の医療の充実
がんの早期発見のため、かかりつけ医から専門の拠点病院等への紹介など、迅速かつ適切なご対応をお願いします。
2.地域包括ケアの推進
がん患者が住み慣れた地域で最期まで尊厳をもって生活できるよう地域包括ケアシステムの更なる充実をお願いします。また、拠点病院との連携を密にし、在宅医療の充実をお願いします。
3.チーム医療体制の充実
医師以外に、がん専門看護師等を診察室に配属し、治療法やセカンドオピニオンなどについて気軽に相談できる体制にしてください。また、医師の知識と技術力の向上を望みます。
4.全人的がん医療の実現へ
がんと診断された時から、医師や医療従事者が患者の心の声を汲み取ろうとする姿勢を失わず、病院全体で患者の気持ちに寄り添う「全人的がん医療」の実現に取り組んでください。

【社会・がん患者・家族】
社会へのアピール
1.「がんは他人ごとではない」という認識をもち、自身で健康管理に励み、がんの早期発見に務めましょう。
2.がんになったことで、社会の中で疎外感に苦しむ患者が多く存在します。偏見、差別をなくし、学校教育などを通して家庭、学校、職場でも理解し合い、不安なく暮らせる社会にしましょう。
がん患者さんへのアピール
1.自分のがんについて、正しい情報を得てよく理解し、適切な治療選択ができるよう心がけましょう。
2.がん経験者として、がん体験談や死生観等を積極的に語り、社会の無理解や偏見、死をタブー視する見方を変えていきましょう。
3.がん患者会やがんサロンに積極的に参加しましょう。患者同士が互いに支え合い(ピアサポート)、治療を受けながらも前向きに生活していきましょう。