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第6回がん患者大集会のテーマと時代の変遷

第6回がん患者大集会 実行委員長 三浦 秀昭


2005年5月、第1回がん患者大集会が大阪城ホールで開催され、2009年11月には第5回がん患者大集会が全国18ヶ所をテレビ会議システムで繋いで開催されました。
皆様には、この5年間多大なご協力・ご賛同を賜り、心より感謝致しております。

思い起こせば、第1回は、がん診療の地域格差、未承認薬の早期承認、そしてがん情報センターの設立という 三つの問題が討議されました。
第2回は、その情報センター設立を全国患者会が強く後押しをし、第3回は緩和医療を取り上げ、第4回、第5回は各地域でのがん医療の問題点を炙り出しました。
このがん患者大集会における患者の訴えに応えるように、2006年に「がん対策基本法」が制定され、都道府県に「がん対策推進計画」が策定され、がん診療拠点病院に相談支援センターが設立されました。
まさにがん患 者の声が結集し、その思いが国や都道府県を動かし、国民のがんに対する意識も変えてきたと思います。

今回、第6回がん患者大集会においては、「がんでも自分らしく生きる」 をメインテーマに掲げ、がん相談の中でもっとも多い、がん患者・家族の精神的支援『心のサポート』と、医療の高度化に伴う高額な医療費や、がんによる失業などに由来する『がんとお金』の問題について話し合います。
がん患者大集会実行委員会とがん患者団体支援機構は、がん患者の為にがん医療の環境改善と患者中心の医療の確立を目指して活動をしていきます。

皆様のご支援ご協力を賜りますよう御願い申上げます。

2010年 9月 吉日


 

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