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第4回がん患者大集会 アピール

「変えて行きます、見届けます、私の町のがん医療」

 第4回がん患者大集会の終わりにさいして私達はここに、「変えて行きます、見届けます、私の町のがん医療」というアピールを発します。
 国と都道府県のがん対策推進計画はまだ始まったばかりです。その実現には、行政、医療、そして患者も主体的に関わり、連携し連帯し協力しあっていくことが鍵です。中でもがん診療連携拠点病院は、専門医の充実、緩和ケア、医師・看護師の研修、標準治療の普及、相談支援センターの整備、医療機関の地域ネットワーク作りの中心、在宅医療との連携、がん登録などなどがん対策のどれを取り上げても要の位置にあり、それは同時に地域のがん医療向上の要でもあります。
 第4回がん患者大集会は、がんになってもそれぞれの地域で安心して暮らせるように、特に中心となる課題を選び、次のことを要望します。

@国はがん診療連携拠点病院の整備充実に主導的な役割を果たすこと。そのための資金の援助、1年ごとの整備内容の、質的な面まで含めたチェックと指導を行うよう要望します。

A都道府県は、がん診療連携拠点病院の整備充実と、拠点病院を中心とした地域のネットワーク作りを着実に進めるよう要望します。

Bがん診療連携拠点病院における『がん相談支援センター』の整備充実とがん患者サロンの設立を要望します

C国、都道府県はがん検診受診率アップのための具体的啓発活動を行い、検診の環境を整備することを要望します。

D都道府県はがん対策推進計画を年度ごとにチェックし県民に周知させるよう、またその施策を進めるにあたり患者代表を入れるよう、強く要望します。都道府県議会が主体的に取り組むよう要望いたします。

私達は、私の町のがん医療とがん対策を自身のこととして認識し理解し、行政、医療と協働して取り組み、変えて行きます、見届けます。そのことを強くアピールします。

2008年11月30日

第4回がん患者大集会実行委員長
NPO法人がん患者団体支援機構副理事長 中野貞彦

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