●厚生労働省へ
① 病院や在宅以外、様々な施設でも、安心して人生の最終段階を迎えられる制度の充実をお願いします。
② 早期からの緩和ケアの中に、「本人・家族が徐々にACPに向き合う姿勢作り」を組み込んで下さい。
③ コロナ感染拡大時でも緩和ケア病棟が閉鎖や休止状態に追い込まれない仕組み作りをお願いします。
④ 医療関係者のACPに対しての認識をさらに深めるべく全国的取り組みの推進をお願いします。
●日本医師会へ
① 人生会議について語り合う機会を、早期から各施設で積極的に作ってください。
② 治療する医師だけでなく、人生や暮らしに並走できるスタッフの育成に力を入れてください。
③ コロナで制限される「緩和ケア病棟入院中のがん患者との面会」に柔軟な対応をお願いします。
④ 医療関係者のACPに対しての認識をさらに深めるべく全国的取り組みの推進をお願いします。
●がん患者・家族の皆さんへ
① 「日頃、大切にしたいこと」や「終末期で大切にしたいこと」、「日頃して欲しくないこと」「終末期でしてほしくないこと」を、理由も含めて自分の言葉で話せるようにしましょう。
② 病状などによりあなたが考えや気持ちを伝えられなくなった時に、「あなたの代わりに医療・ケアチームと話し合ってくれる人は誰なのか?」という質問に答えられるようにしましょう。
③ その信頼できる人達と普段から人生について話をしましょう。
④ そして、それらの内容を記録に残しましょう。