がん患者団体支援機構

【がんのピアサポートとは】

ピアとは、ピア(Peer)対等なもの、同僚、仲間という意味です。ピアサポートを行う人を「ピアサポーター」と呼びます。

ピアサポートは、2000年代に米国で精神保健福祉の分野から始まり、現在では様々な分野で行われています。その中でもがんのピアサポートでは、がんの体験者(当事者、家族)が自らの経験やその経験から得た学びをもとに、同じ立場の人の悩みや不安な気持ちを理解し、共感しながら話を傾聴したり、ともに考えたりしていきます。がん患者は、家族や親族、友人、医療者などには話しづらいことも、同じ立場の人だからこそ言えることがあります。がんの基礎知識、コミュニケーションスキルなどを学んだピアサポーターが話を受けとめ、寄り添いながらともに問題解決の糸口を見出していくといったピアサポート活動の意義は大きいといえます。

【ピアサポート活動】

当がん患者支援機構で行っているピアサポート活動は、「ピア相談 面談・電話」と「ピアサロン」があります。

「ピア相談」では、面談や電話で一人の人の話にじっくりと耳を傾け、個人的に対応します。

「ピアサロン」では、全員が話し手であり聞き手になります。語りを通じて同じ立場の人の話を聞いたり、自分で言葉にしてみたりすることで、自らの抱えた課題に気づき、向き合えるようになっていくことがあります。

ピアサポート活動でお聞きしたことが他に漏れることはありませんので、安心してご参加いだけます。